未来に意識を向けると親子関係は変化する

子どもが本当はどうしたいか?知っていますか?

こんにちは。『あなたの子育てに変化を起こす子育てカウンセラー』の宇田川昌子です。

子どもの今の気持ちを知っていますか?
そして、子どもが本当はどうしたいか?を知っていますか?

悩んでいる親御さんの悩みに寄り添い、解決に導くサポートをしていると、子どもをいつも見ているつもりなのに、親は子どもの本当の姿が見えていないということがあります。
かつての私もそうでした。

それは、親の一方的な視点の親の願いが先行し、子ども本人の気持ちや想いを見失ってしまう状態です。

親の一方的な視点、親の願いとは、例えば、、、

□自分で考えて行動できる子どもになって欲しい、
□子どもに幸せな人生を送ってほしい
□偏差値の高い、いい学校に入って欲しい
□宿題や勉強を自分からやって欲しい
□もっと親の気持ちを分かって欲しい 

等です。

親の願いは、子どもを思う気持ち、心配する気持ち、愛情やからくるので当然のことです。
注意しなければいけないポイントは、子どもの本当の気持ちを無視して、親の想いが先行してしまうとことです。

重要なのは子どもの気持ちと、親の願いが別なものであることを知り、しっかり、区別化することです。

区別化できていないと親は子どもに対して「ああしなさい、こうしなさい、こうしてはいけない」等『命令と禁止』で接しがちです。子どもが2,3歳まではその子の命の安全のために『命令と禁止』は役に立つのですが、これが小学生~思春期になっても同じ接し方では、いつまでも受け身で、自分で考えて行動する子にはなりません。

では子どもの気持ちや願いを知るにはどうしたらよいのでしょうか?
それは子どもに「あなたはどうしたいの?」というたった一つの質問をするだけなのです。

「あなたはどうしたい?」と聞ける親になるために

さて一旦子どものことは置いておいて、

「あなたはどんなお母さん、お父さんになりたいですか?」
「あなたはどんな人生を送りたいですか?」
「あなたはどうしたいですか?」

と聞かれた時にあなたはどれだけ答えられますか?

子どもに「あなたはどうしたい?」と自然と未来に意識を向け、聞ける親になるためには、日頃から自分自身にも同じ問いかけをしている必要があるのです。

本当にあなたがやりたい事は何ですか?😀
あなたが本当に送りたい人生は何ですか?😀

子どもが不登校になって悩んでいた頃、「あなたはどうしたい?」の質問に私は全く答えられませんでした。

なぜなら、子どもが学校に行ってさえしてくれたら、私には問題がないし、それ以外に欲しいものは無いと思っていたからでした。

当初、私は『あなたはどうしたい?』という質問に対して『自分の事は良いのです。子どもが学校に行ってくれさえしたら、良いんです』と答えていました。

学校に行かないということはそれほど自分の人生にとって衝撃的なことでした。

そして、この「あなたはどうしたい?」という質問に私自身が向き合う中で、
子どもを変えようとするのではなく、私自身が「どうしたいのか?」に目を向けて変化し始めた頃から
不思議な事に子どもとの関係性が変わってきました。

なぜなら、子どもに「あなたはどうしたいの?」と自然に聞けるようになったからです。

『あなたはどうしたい?』の質問は意識を未来に向け、未来を創る質問です。

現在学校に行かない、反抗するという状態であれば、そのお子さんは目的や目標が見えていない状態なのです。夢中になってやりたいことが無いという状態です。

ですからお子さんに「あなたはこれからどうしたい?」という質問を、何度も何度も折にふれてしてあげて下さい。

今まで『命令と禁止』で育てていたら、お子さんは最初は出てこないかもしれません。

中々答えが出ない場合は
「もし~~したら、どうしたい?」という、二つ繋げると答えやすくなります。

例えば
「もし、何でも好きなことができたとしたら、あなたはどうしたい?」等。

お子さんにこの質問をしても
「わかんない」とか「別に」という言葉が返ってくる可能性があります。

それにめげずに、聴き続けてみて下さい。
その時に答えが出なくても確実に本人が自分で考え始めるきっかけになるはずです。

そのきっかけを更に深めるお子さんとのコミュニケーションの取りを
次回にお伝えしたいと思います😀お楽しみに。

執筆者:宇田川昌子(トレーナー)

外部リンク:https://cpi-x.com

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