こんにちは。『あなたの子育てに変化を起こす子育てカウンセラー』の宇田川昌子です。
自分で考えて行動できる子の親がやっていることで大事なことの一つにコミュニケーションがあります。
今回はこのコミュニケーションの取り方について、具体的にお伝えします。
子どもの話を聴くことの大切さ
コミュニケーションとは「相手の意欲をひき出す事」とCPIでは定義しています。
中でも自分が伝えたい事を伝える前に相手の話をよく『聴く』ことがとても大切なのです。
なぜならば、相手に話を良く聴いて貰うと「わかって貰った」「理解して貰えた」と嬉しくなり、相手の話を聞く体制ができるからです。そして意欲的になるからです。
子どもの話をあなたはどのように聞いていますか?
子どもが、お友達と嫌なことがあって学校から家に帰ってきたとしましょう。
あなたはこの子どもの話をどのように聞くでしょうか?
□子どもの話を途中で話を遮って「こうすると良いんじゃない」と自分の考えやアドバイスを伝えてしまう
□「相手のA君は、きっとこう思っていたんじゃない?」と相手のお子さんの味方をしてしまう
□「あなたにも悪いところがあったんじゃない?」と自分の子を否定する
ここでよくやりがちなのは、話を聞いているつもりでも、子どもの話を遮ったり、先にアドバイスや意見をしてしまったり、最後まで話を聞いていないという事です。
子どものためにアドバイスをしてなんとか解決してあげようとする一心からの聞き方なんですよね。
実は私もそうだったので親の気持ちはよくわかります。
ところがこの話の聞き方は、子どもからすると、十分に自分の言いたいことを伝えきれずにいるので、
「お母さんは自分の話を聞いてくれない」
「自分の事を分かってくれない」と思ってしまうのです。
いつもこの話の『聞き方』を積み重ねていくと、子どもは成長とともに『どうせ親は分かってくれないから、もう話すのをやめよう』となります。それは悲しくないですか?
子どもがもっと話をしたくなる!子どもが安心する!
話の聴き方の3つのポイント
子どもともっと信頼関係を深めるために、、、
子どもがもっと安心してもっと話したい!と思う、話を効果的にきく3つのポイントをお伝えします。
【1つ目のポイント】最後まで否定せずに子どもの話を聴く
どんなに「こうしたらよいのに!!」と思ったとしても、途中で口をはさまず、まずは最後まで子どもの話を聞いて下さい。
【2つ目のポイント】子どもの顔をよく見て、頷きや「そうなんだ」「なるほどね」等のあいづちを打ちながら話を聴く
そして時々、子どもが使った言葉 例えば「A君にむかついた」と言ったとしたら「A君にむかついたんだね」とそのままの言葉を返して下さい。
【3つ目のポイント】感情や気持ちを受け取る
嫌な事があった時、嬉しい事があった時、その感情、気持ちを「それは悲しかったね」とか「それは嬉しかったね」等、気持ちを受け取って伝え返します。
例え、それが自分の考えと違ったとしても、一旦受け取って伝え返すと、子どもは「分かってくれた」と安心して本当の気持ちや本音、もっと沢山の情報をあなたに話してくれるようになります。
相手の使っている言葉を伝え返す事や頷く、あいづちを打つ等、この3つのポイントで話を聴いていくことは、相手を受け入れ意欲的にします。この仕組みは脳科学でも証明されていることです。
皆さんも是非試してみて下さい。
すぐに変化が感じられるはずです!子どもとの関係性が変わってくる実感を得るはずです!
次回は『転ばぬ先に杖』をやっていると・・・~子どもに伝わるメッセージは~
というテーマでお送りします。
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執筆者:宇田川昌子(トレーナー)
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