こんにちは。『あなたの子育てに変化を起こす子育てカウンセラー』の宇田川昌子です。
自分で考えて行動できる子の親がやっていることその2をお送りします。(その1はこちらから)
あなたはお子さんには「考えて行動する子」になって欲しいと思いますよね。
それなのについつい失敗しないように口うるさく言ってしまって落ち込んだりしませんか?
今回は子どもが失敗しないように先回りをして親がやってしまうことの弊害をお伝えしていきます。
子育ての「転ばぬ先の杖」とは?
下記は、子どもを思うがあまり、親がついやりがちな行動です。
皆さんも心当たりはありませんか?😀
□子どもにはまだ任せられないから、代わりにやってあげる。
□子どもに失敗をさせたくないから、口うるさく行動や方法を指示する。
□子どもが失敗したり、傷ついたりするのはかわいそうだからアドバイスを沢山する。又は代わりにやってあげる。
□子どもの失敗を自分のことの様に思って、不安になったり周りの目が気になってついつい手を出す。
実は、息子の不登校を経験した私も過去に私もやっていました・・
私が口うるさく言ったり、子ども代わりにやっていたことは、子どもの失敗を自分と同化して不安や恐れから先回りしていたと今ならわかりますが、あのときは子どもを変えようとしたり、自分の思う通りに導こうと必死でした。
✓子どもが失敗しないように、親が先回りして子どもの代わりにやってしまったり
✓親が子どもを思い通りにしようと、子どもが望んでいないことまで代わりにしてしまう
これらのことを『転ばぬ先の杖』=『過干渉の子育て』といいます。
2,3歳まではその子の命の安全のために、『命令と禁止』で育てるのは必要なことですが、
少しずつ『命令と禁止』の子育てから少しずつ卒業していく必要があるのです。
ましてや思春期(10歳くらいから)以降も親が子どもの失敗を恐れて、「ああしなさい、こうしなさい、こうしてはダメ」というように『命令と禁止』の子育てや『転ばぬ先の杖』をやっているとどの様なことがおきるでしょう?
大きくなっても自分の考えが言えない
未来に目的や目標を持て無いお子さん
の親の中に、この『転ばぬ先の杖』をしている親御さんが多く見受けられます。
転ばぬ先の杖・・子どもに伝わるメッセージとは?
『転ばぬ先の杖』=『過干渉の子育て』を続けていると子どもは自分で考えて行動しなくなり、指示待ち人間になります。そして失敗を恐れてチャレンジをしない無気力な子になる可能性があります。
なぜならば、自分で考えて行動しなくても親がやってくれるので考える必要がないのです。
あなたのお子さんはどうでしょう?
自分から行動したり、失敗を恐れず、チャレンジする子に育っていますか?
さらに怖い事にあなたがかわりにやってしまう事で子どもに伝わるメッセージがあるのです。
実際にお子さんに言っていなかったとしても、、、、です。
どんなメッセージかというと
「あなたは出来ない子だから、お母さんが代わりにやってあげるのよ」=『あなたはダメな子』
というメッセージが伝わってしまうのです。
例え、そうは言っていなくても暗黙のメッセージとして伝わっているのです。
さらに親が失敗を恐れて、失敗をさせて貰えない子どもは、とても自信のない子に育つ可能性があります。
失敗は学びに変える
~失敗は無い。そこには学びがある~
CPIには「失敗はない。そこには学びがある」という前提があります。
人生には失敗はつきもので、失敗をどう乗り越えるか?
失敗は子どもにとって大事な経験になり、子どもは失敗を学びに変えて乗り越える力を養う必要があります。
本当の親の役割とは、、、、
子どもの失敗を親が肩代わりするのではなく、学びに変えるサポートをすることこそ、親であるあなたの役割なのです。
では、学び変えるサポートをするには一体何をすればよいのでしょうか?
それは子どもが「どうしたい?」と思っているのか話を聴き、質問を投げかけることです。
ここでも前回お話した(前回の記事はこちら)「どうしたい?」という質問が有効です。
そして、もし子どもが失敗したとしたら、『本当はどうしたかったの?』と過去形で聞いてみて下さい。
この質問は過去形で聞いていますが、あの時『どうしたかったのか?』を聴いて言葉にすることは、次のステップがみえる未来への質問になるのです。
そして次の質問は「これからあなたはどうしたい?」です。
未来に自分がどうしたいのか子ども自身に考えさせ、お子さんに聞いてみて下さい。
その積み重ねが子どもが『自分で考えて行動できる子』に育てていくのです。
次回は、「子どもの上手くいっているところが見えていますか?」をお届けします。
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執筆者:宇田川昌子(トレーナー)
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