学研教室をされている先生方約50名に、発達障害の理解と支援について、研修を担当させていただきました。
幼稚園児から小学校低学年の子供たちの中に落ち着きがなかったり、一斉指導が入らないお子さんがいらっしゃるという先生方。
発達障害についての基本的な特徴をおさえたうえで、実際にどのようなかかわり方をしていくかを実習をしながらお伝えしました。
実習は、NLPのアウトカムモデル、ラポール、リフレームを行いました。
何が問題なのか?・・ではなく、どうなりたいのか? どうしたいのか? さらにその意味は? という、アウトカムに向かっての行動の変容を引き出すアプローチ(アウトカムモデル)
子どもの話をしっかり3分聴く。そして聴いたことを伝え返す(ラポールのバックトラッキング)
さらに、子どもたちの困っているところなどの見方を変える(リフレーム)です。
先生ご自身のアウトカム(どんな学研の先生になりたのか)も言語化していただきました。
行動や環境レベルの問題を、先生ご自身のアイデンティティレベルで考えていただくことが大切ということもお伝えしました。
なかなか、うまくいかないかもしれません、。でもうまくいったとしたら、as if~の質問を繰り返しさせていただきました。
先生方の少し混乱された様子も見られましたが、もっと学びたいという熱い思いが、研修終了後の質問に現れており、さらに研修の機会を作っていただくことになりそうです。
発達障害がある、ない、にかかわらず、子どもたちに、安心して、安定して、学べる環境を創り出していっていただきたいと思います。