皆さまこんにちは!CPIの宇田川です。
私は息子が不登校になった時、毎朝、学校に行けない息子を前にして、
胸が締め付けられるような思いをしていました。
「何とか学校に行かせなきゃ」
「このままじゃ、この子の将来はどうなるんだろう…」
と焦る気持ちで一杯でした。
しかし、その「焦り」が、かえって子どもを追い詰めてしまうことに繋がります。
今回は不登校・行き渋りに悩む親御さんにこそ知ってほしい
「待つ力」についてNLPの観点からお伝えします。
「待つ」とは、何もしないことではありません
不登校になると、
「無理せず、休ませましょう」とか「しばらく様子を見ましょう」と言われます。
しかし「ただ待つ」というのは、親にとって非常に難しいことです。
「本当にこのままで大丈夫なの?」
「怠けているだけじゃないの?」
そんな不安が頭をよぎり、
つい「いつから学校に行くの?明日は頑張っていきなさいね!」
と、追い立ててしまいがちですが(私がそうでした)
これでは益々、親子の関係が悪くなるばかりです。
ここで大切なのは、「待つ」という行為を再定義することです。
「待つ」とは「何もしないこと」ではありません。
それは「子どもが心の準備を整えるための時間と空間を確保し、その間、親が今までと別の考え方や行動をすること」と捉えます。
「待つ」力を手に入れるには・・・・
①『心の地図』(言語マップ)を理解する
NLPでは「心の地図」という考え方があります。
私たちは、それぞれ独自の経験や価値観に基づいて、現実を認識しています。
親の「学校は行くものだ」という『心の地図』は、
子どものものとは違い、学校で感じる不安や人間関係のストレスを
親の想像以上に大きく感じているのかもしれません。
まずは子どもの『心の地図』に何が描かれているのか、
否定せずに耳を傾けて聴いてみることから始めます。
この聴き方をマスターするとお子さんとの関係が確実に良くなります。
② 親の『心の状態』を変える
「早く行かせなきゃ」という焦りや不安は、親自身の心の状態から生まれます。
「心の状態(ステート)」を変えることで行動が変わります。
・焦っている時 → 呼吸を整え、ゆっくりと深呼吸を数回繰り返す
・不安な時 → 目を閉じて、子どもが笑顔で過ごしている明るい未来のイメージを作る
・イライラしている時 → 家の中の別の部屋に行くなどして、物理的にその場を離れる
等です。親の心の状態が落ち着くと、子どもにもその安心感が伝わります。
③ 未来の『リソース』を見つける
不登校は、子どもにとって辛い時期であると同時に、
新しい自分を発見するチャンスでもあります。
この時期に子どもの中に眠る「リソース(才能や強み)」を見つけるチャンスです。
「学校に行けない」という現状に焦点を当てるのではなく、
子どもが「今、できること」に目を向け、
好きなこと、興味のあることを膨らませる必要があります。
どんな時に笑顔になるか?をよく見て下さい。
それは、子どもが未来に向かうための強力な『リソース』になります。
最後に・・・・
不登校・行き渋りは、子どもからの「SOSサイン」です。
学校に行くか行かないかに親が一喜一憂している間は子どもは動きません。
最近はいろいろな選択肢があるので、「学校に行かせなければ」という
焦る気持ちを手放し、まずは親自身の心の状態を整えることから始めてみてください。
きっと、新しい光が見えてきます。
次回は
「子どもの自己肯定感を奪うNGワードと育てるOKワード」
をお送りいたします。お楽しみに♪
(執筆:宇田川昌子COACH)
外部リンク:ホームページ https://cpi-x.com/
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カウンセラー/コーチ 宇田川 昌子
・NLPマスタートレーナー
・CPI教育研修部マネージャー
私立中学や教育現場で保護者や先生を対象に講演やセミナーの実績多数。常に現場で保護者の悩みを聴きカウンセリングやコーチング等様々なサポートを行っている。自身の息子の不登校を克服した経験ももつ。










