こんにちは。子育てCOACH第3期生の十河(ソゴウ)由紀です。
もう新学期ですね。
あなたはお子さんにどんな言葉をかけていますか?
「もう〇年生なんだから、もっとしっかりしなくちゃね!」などの叱咤激励する言葉でしょうか?
私は以前、このような言葉かけを多くしており、それが親として正しい事だと思っていました。
子どもが高学年になった時、「お母さんはいつも私を否定してくる」と言われてびっくりしました。
と同時に、良かれと思っての言葉が否定的に伝わり、子どもの自己肯定感を下げていたことを知りました。
なぜ、そうなってしまったのでしょう?
それは、言葉と同時に「今のあなたのままではダメよ!」のメッセージが伝わっていたからです。
子どもへの期待は、時に否定的なメッセージとなって伝わることがあります。
では、子どもの意欲を引き出すコミュニケーションとはどんなものでしょうか?
まず、子どもの話をしっかり聴くことです。
「新しいクラスはどう?」「今日はどんな感じだった?」等の質問をして、子どもの話を引き出します。
あるいは、子どもが話してきた時に家事の手を止めて、きちんと顔を向けて話を聴きます。
子どもが何を考え、感じ、どんな事を大切に思っているのかといった価値観を聴き取り、あなたの話がこんな風に聴こえたよ、と伝え返します。
そして、「あなたはどうしたいの?」「〇年生はどんな感じに過ごせたらいいと思う?」等の質問で、子どもの本当の望みを引き出します。
「よくわからない」や、親の考えと違う答えが返ってきても決して否定せず、「あなたはそう思っているんだね」と受け止めます。
過去にこのような質問をされたことがなければ、「よくわからない」のも当たり前。
たとえ、答えが出てこなくても、質問された瞬間から無意識に答えを探し始めるようになるものです。
何より、「お母さんに話をしっかり聴いてもらえた!自分のことをわかってもらえた!」という満足感が、子どもの心を安定させ、意欲を高めます。
「コミュニケーションとは相手の意欲を引き出すこと」
NLPの基本前提です。
あなたの普段使っている言葉がお子さんにどう伝わっているか、ぜひ見つめ直してみてください。
そして、子どもの意欲を高めるコミュニケーションをぜひお試しくださいね。