小学一年生の孫は、学校でお手伝いのプロになろうという宿題をもらってきました。
私 :「 Kちゃんは何のプロになるの?」
Kちゃん:「僕はお米とぎのプロになろうと思う」
私:「助かるな!」
早速、毎晩特訓が始まりました。
お米を米びつから取り出すところから。
Kちゃん:「今日は何合?」
私:「3合でいいよ。」
お水を入れて最初の一回めはやさしく、さっとかき混ぜるだけ。とこんな感じで一週間。初日はお米は飛び散り、回りは、水でびしょびしょになり、プロになるのには大変です。
『後片づけが大変』なんていう内的会話も聞こえてきます。そこをぐっとこらえて、
私:「昨日よりも、上手になったね。」
Kちゃんは嬉しそうに
Kちゃん:「明日はもっと上手にとぐからね。」
そうして一週間、
Kちゃん:「今日はお米もお水もこぼさずにできたよ。」
家族からの『このご飯、特別に美味しい』との言葉に
Kちゃん:「うん、僕プロだよ。」
と自信ありげに満足顔でした。
私:「お米とぎありがとう。これからお手伝いしてもらえるから助かるな。」
小さな子供には無理かなと思えることでも、励まし誉めてあげると上達し、それが自信となっていく。
『ありがとう』、『助かったよ』、『嬉しいな』の言葉で笑顔になる。
日々の暮らしの中で親や家族の優しい言葉かけが子供の心の肥やしとなり豊かに育まれていったら素敵だなあと感じています。
そしてその言葉かけが子どもの自己肯定感を育むことに繋がっていくと確信しています。