落ち葉が風に舞い、マスク姿で登下校する子どもたちを見かける季節となりました。
インフルエンザ予防接種はもうお済みでしょうか。
運動会や文化祭などの楽しい学校行事が終わり、少し落ち着いた頃だと思います。
冬休みまであと1カ月、お子さんは元気に学校へ通っていますか?笑顔はありますか?
毎日、家事や育児に忙しく過ごすお母さん。
お子さんとこのような会話のご経験はないでしょうか・・・・
【会話1】
お子さん「お母さん。今日は学校へ行きたくないなぁ」
お母さん「何言っているの!学校は絶対に行かなきゃダメ」
【会話2】
お子さん「お母さん。ちょっと頭が痛いから、明日は学校を休みたいなぁ」
お母さん「熱はないの?」
お子さん「うん」
お母さん「じゃあ、大丈夫よ。明日は学校へ行けるね」
Q.『お母さんへご質問』
このような会話のあと、お子さんはどのような様子でしたか?
毎日の育児や家事の忙しさから口先だけで返事をしてしまうこと。
少しでも心当たりはありませんか?
このような行動に気付かず続けてしまうと、今まで積み重ねてきた大切な親子の信頼関係が崩れて
しまいます。
最近、私は子どもとこのような会話がありました。
子ども 「お母さん。ちょっと頭が痛いから、明日は学校を休みたいなぁ【会話2】」
私 「頭が痛いのね」
子ども 「うん。このあたりが痛い…」
私 「このあたりね(同じところを押さえながら)」
子ども 「明日、本当にどうしようかな?」
私 「明日、どうする?どうしたいのかな?」
子ども 「明日というか、最近というか、いつもというか・・・(話が続く)」
このような会話の中、私は最初に子どもが発した言葉を子どものペースに合わせて丁寧に伝え返しま
した。落ち着いた気持ちで話を聴いているにもかかわらず、すぐに私が思う意見や正論を言いたくなり
ましが、あえてそこは何も言わず。ひたすら子どもの話にうなずきました。
すると、私は子どもの口から抱えていた悩みや気持ちを知ることができました。
子どもは自分の思いを言葉や態度でお母さんに気付いて欲しい。
なかなか言い出せない分、あれこれ手段を考えて伝えようと発信してきます。
それをお母さんはキャッチし、お子さんと同じ目線になって・・・・
「あなたの話はちゃんと聴いていますよ」とまず『聴く』。
「あなたのことはちゃんと分かっていますよ」と『受容』『共感』する。
そうすることで子どもは今の状況を受け入れ、これから自分はどうしたいかを考えられる力が湧き、
一歩一歩前に進んでいくことができるでしょう。