NLPの基本前提の中に
「人は必要なリソースをすべて持って生まれている(生まれ持っている)。」
とあります。
私たち母親も、
「子どもは自分に必要なことはすべて持っている、そもそも才能も能力もやる気もすべて持っている」
と信じているのと、
「子どもは何も知らない未熟で大人が導き教えなければならない存在」
と信じているのとでは、子育てが全く変わってくるでしょう。
私は以前、小学生の娘の手助けを多くしていました。朝の着替え、時間割をそろえる、鉛筆を削る、忘れものチェック…。
何事にもマイペースな娘にイライラして私が先に手助けしてしまう
➡娘はもっと行動が遅くなる
➡私がもっとイライラしてくる。
➡娘、やらなくなる。
もう、完全なる負のスパイラルです。
小学校3年生になったと同時にこれではいけないと、我慢して手出しをすることを止めていきました。
頼りなく見える子どもでも、「今は出来なくてもきっと出来るようになる。この子にはその力が備わっている。」
私自身も娘に対する設定を変化させました。
すると、少しずつ変化が起きてきたのです。
自分で行動することから、積極性が出てくる。そして、すべてが意欲的に変化してきたのです。
子どもが本来持つ力が引き出されたのかもしれません。
今では朝の時間もゆったりとした時が流れ、子どもの成績も一段とアップしています。
見えないものを信じることはなかなか難しいかもしれませんが、「子どもを信じる・出来るを信頼すること」の大切さを痛感した事例でした。
子どもを信じることが不安な時、それは私たち親も自分を信じていないのかもしれません。
子ども育ては自分育てとよく言います。
私たち母親も、子どもと一緒にゆっくりと成長していけばいいのです。