4歳と6歳の男の子を育てながら、コーチをしている水野です。
兄弟(姉妹)を育てる多くのお母さんが悩まれているのが、「兄弟げんか」。
口汚くののしりあっているのも気分が悪いですが、殴り合いに発展しようものなら、もう母のイライラはピークですよね。
あまりにけんかが絶えないので兄弟があまり接点を持たないように気を使っている、という方もいらっしゃいました。
我が家も多分に漏れず、派手にやってくれますが、こんな方法で乗り切っています。
名付けて「ママポリスの事情聴取」。
けんかが勃発したら、飛んで行って一人一人におもちゃマイクを向けます。
「どうしました?」
大体、興奮したり泣いたりしている方が先に訴えてきます。
弟「お兄ちゃんが、●●を取った~!」
ママポリス「そうなのー。取られたのー。それはイヤだったねえ」
ママ「ねえお兄ちゃん、●●取られてイヤだったんだって」
兄「だって、僕が先に使ってたんやもん」
ママ「あ、そうだったのー。先に使ってたのー。まだ使いたかったのー。」
兄「うん」
ママ「お兄ちゃん、●●まだ使いたかったんだってー。」
・・・・
こんなやり取りを何往復かすると、二人ともニッコリになって、すぐにまた遊び始めます。
4歳と6歳のけんかなんてまだ可愛いもんよー。と思われるかも知れませんが、これはある程度大きくなっても効きます。
大事なことは絶対にママがジャッジしないこと。
「それはあんたがダメよー」と言ってしまったら、事情聴取はそこで終わりです。
何のジャッジもせずに、ただただママが気持ちを受け取ってくれた。それが大事です。
ただただ気持ちを受け取ってもらえる、という経験を積み重ねた子どもは、だんだん気持ちが安定し、自分で整理ができるようになります。
我が家はこの方法で、かなりけんかが減り、兄弟互いに「どうしたかったの?」と聞いたりするシーンもあります。
ジャッジせず、ただただ、子の気持ちを受け取る。
それが出来ないのよ。と、こぼすお母さんもいます。
そんな時はこうお聞きしたい。
「お母さん、あなたは自分の気持ち、誰かに受け取ってもらっていますか?」
自分の気持ちを後回しにして、子どものため、家族のため、と頑張りすぎているお母さんほど、子どもの気持ちを受け止めるのが苦手です(私の経験上)。
自分がやってもらっていないことは、人にもできないんです。
そうと気づいたら是非一度、家族に(もちろん子どもにも)、「たまには私の気持ち聞いてね!」と甘えてみて下さい。
ママもパパも子どもたちも言い分はevenに行きましょう!