ある記念館に家族で出掛けた時の出来事です。小学一年生の孫(男の子)が、入場記念メダルを買いたいと言いました。
(ママ)「キーホルダー型とペンダント型両方あるけど、どっちにする?」
(孫)「ペンダント型がいい」
(ママ)「ズボンにつけるなら、キーホルダー型にしたら?」
孫は困惑し納得いかないという顔をしています。なかなか決まらない様子に
(私)「kちゃん、本当はどうしたいの?」と聞くと、孫は即座にペンダント型の方を指さしました。
(私)「じゃあ決まりね!」
嬉しそうに首にかけ、得意げな様子に私と娘は顔を見合わせ、「遠い昔に似たようなことあったね。」と笑ってしまいました。
子供に「選んでいいよ。」と言いながら実際に親は意向を伝え、従わせるような言葉かけをしがちです。「本当はどうしたい?」という問いかけは、その時に子供がそれを選ぶ理由や思いがあることに気づき、子供の気持ちを拾い上げ聴くことになります。
子供が考え、迷いながら選び、それを尊重してあげることが心を育て自信となっていくのではないかと思います。
暮らしの中のほんの小さな事にも学びがあり、それを共有し子育てママのサポートにつなげていきたいと思います。