樋口 麻子 さん
50歳 (小児科医)
小児科医としての仕事と子育ての両立に悩み、できる限り仕事をセーブしながら、子育てに全力投球していました。
小児科医で沢山の親子をみてきた私は子どもの健やかな育ちには親がまず幸せでなければ・・・と頭では理解していました。
しかし、私は、全く幸せを感じられていなかったのです。
なぜならば、仕事に没頭する夫と子育てのシェアはできず、孤育てをしていると感じていたからです。
そんな中、「こんなに頑張っているのに嘘でしょ・・」ということが起こります。
親の期待に応える「いい子」の長女が中学入学と伴に、「全部お母さんが喜ぶと思って今までやってきた」と大反抗期が始まったのでした。
驚いた私は今までの子育てを振り返り、「共感」「寄り添い」が足りなかったと気づき、彼女の気持ちに寄り添い、要望にひとつひとつ答えるようにしていったところ、彼女は落ち着いてきたのですが、私は体調不良に・・・。
薬はとても効果があり、楽になりましたが、自分が変わらない限り、この現状は変わらないと感じました。
そこで出会ったNLPに鍵があるに違いないと感じ、NLP子育てCOACHを受講することを決めました。
はい!起こりました。
『子どもは子どもの世界で生きる。自分は自分の世界を生きている。』
子どもの自主性を重んじていましたが、自分の大切にしている事も伝え、子供と向き合い話し合うことが大切だと学びました。
自分の価値観や大切にしている文化を共有し、一緒に着地点を見つけることで子供とのコミュニケーションの質が大きく改善しました。
また、子供との関係性だけでなく、夫に分かってもうためにはどう話したらよいのだろう・・・。と自分目線から相手目線になることを意識するようになりました。
私の意識の変化や、関わり方がかわると、夫にも変化が生まれたのです。
孤育ての時期は母と子どもという直線で結ばれる関係でしたが、今は家族がそれぞれ複数の糸でつながり、いろいろな組み合わせで楽しく過ごせる状態になっています。
長女には、「お父さんも家族の一員って感じだよね」と言われるようになりました。
母が変わると家族全体が変わる。
本当に大きな変化を手に入れました。
1年後に自宅の隣の空いているスペースに小児科クリニック&子育てカフェをオープンすることにしたのです。
子育てCOACHで学んだスキルを活かして、「子どもも親も生き生きと自分の道を歩んでいける環境をつくる」を自分のミッションとして、そして病院のコンセプトとして開業します!
子育てカフェでは親子がほっとできる場所づくり、親も子も自分の「やりたい」が実現できる場所づくり、パパ・ママのためのコミュニケーション講座”“子どもの育ち講座”などを開催し、たくさんの子育てパパ・ママのサポートがしたいと考えています。
1年後に向けて、今からとてもワクワクしています。
違いを作り出した源は、「自分をまるごと受け入れる」ことです。
そこから、「相手の気持ちを受け取れるようになった」「違いを受け入れられるようになった」ことで、意欲的、かつ、新しいことへのチャレンジに躊躇することなく踏み出すことができています。
セミナールームで受講生の方たちが安心安全の空間で自分をオープンにしてエクササイズをする。
そのことで「よりよく生きていきたい」という意識が共鳴して、ひとりではなしえない変化が起こりました。
これは本を読んで、エクササイズをやってもなかなか起きにくい変化ではないかと思います。
「コーチになりたい!」という方は迷わず是非。
「コーチになることは想像できないけれど、子どもとの関係を良くしたい」と思っていらっしゃる方にも本当におすすめです。
まずお母さんの自分軸が整い、自分らしく生き生き生きられるようになります。
そうすると子どもとの関係、ひいてはご夫婦との関係、家族の関係は必ず良くなります。
親が変われば子どもは変わる。
これ本当です。