学びを保育園の運営に

アウトカム(目的)を持つことで、より輝き出した保育園の運営の毎日

西本佐代子 さん 57歳 

(保育園 園長)

 

受講のきっかけは??

私は、緑豊かな自然に囲まれた地域で保育園の園長をしています。

それまで、仕事で、特に問題を抱えていたわけではありませんでしたが、保育士の知識や教育関係者が学ぶような子どもの発達など学問的な知識の他に、子どもとの関わりを効果的に変える物で、現場に生かせる特化したものを学びたいと思っていました。

そこで、知り合いの紹介もあって、CPIで「子育てCOACH」を受講しました。

受講して得られたものは?

まず、気がついたのが、自分自身、目的(アウトカム)を明確にもつということをあまりしていなかったということです。

子どもたちとの関わりを効果的にしようと学び始めたNLPでしたが、このアウトカムの考え方やNLPの学びは、自分を立ち返ることにもなり、自分の軸を整えてくれました。

何があってもぶれない、子どもの育ちを見て、あー良かった。間違ってなかったと思える私がいることです。

また、相手を五感を使ってよく観察するようになったので、送迎時のお母さんたちのちょっとした様子から、しんどそうだなとか今日は楽しそうだなとか相手に何があったのかな?と自然に声をかけるようになり、保護者との信頼関係が深くなりました。

現在の状態やご活躍の様子を聴かせてください

今年はコロナ禍という制限の中で、子どもたちの生活発表会をしなければなりませんでした。

私に、子ども達のために新しい物を創り出したいという明確な目的(アウトカム)があったため、先生やスタッフ、関わる方々のこんな風にやりたい、こうしたい!という思いを聴き、お互い伝え合う現場を作ることができ、一体となって生活発表会を作り上げることができました。

また、コロナで何かと制限が多く難しいこともありましたが、何も出来ない年ではない、何かできる年。例年通りの事がやれないなら、何ができるの?何がやりたいのか?と常に目的に向かって工夫をして作り上げている私たちがいました。

結果、なんと密を避けるために、園庭で観覧する保護者に、廊下から演技を見てもらう形にしました。
廊下を舞台の様に飾り付け、保育者の思いが保護者に伝わり、子ども、保育者、保護者が一体となり一番大切なことが見つかった年でもありました。

また、最近話題のSDGS。

子どもだから難しいというのではなく、「食べ物を残さないようにしよう」「誰もいない部屋の電気は消そう」と保育園児でもできることを考えて取り込み、子ども達が気づき言葉にすることで家庭での取り組みにもつながった様です。

「子育てCOACH」受講の前も、特に仕事上で何か問題があった訳ではなかったのですが、アウトカムを持つことで、日常が何倍にも素晴らしいものになっていると感じています。

最後に「子育てCOACH」の受講を検討中の方へ
一言お願いします

教育関係者が学ぶ子どもの育ちについての学問的な知識と現場の子どもの姿は一致しない事もあります。

そんな時に「それもありよね」「これが必要なんだな」と自分で見極められる基準を自分の中に作ることができるとても実践的な講座です。

子どもや保護者の対応やコミュニケーションに迷いがある方、周囲に良い影響力を与える必要がある立場の方にお勧めです。